• "金丸信"(/)
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  1. 千葉市議会 1992-09-16
    平成4年第3回定例会(第6日目) 本文 開催日: 1992-09-16


    取得元: 千葉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午 前 10 時 1 分 開 議           ───────────────────── ◯議長(松戸敏雄君) これより会議を開きます。  出席議員は54名,会議は成立いたしております。           ─────────────────────  日程第1 会議録署名人選任の件 2 ◯議長(松戸敏雄君) 日程第1を議題といたします。  私より指名いたします。15番・布施貴良議員,16番・佐久間武仁議員の両議員にお願いいたします。           ─────────────────────  日程第2 議案自第92号至第109号,陳情4年第3号,第5号,第8号,各委員長報告,討       論,採決 3 ◯議長(松戸敏雄君) 日程第2を議題といたします。           ───────────────────── 4 ◯議長(松戸敏雄君) なお,請願・陳情の撤回及び変更については,所管の委員会において了承されておりますので,御了解願います。           ───────────────────── 5 ◯議長(松戸敏雄君) 各委員長の報告をお願いいたします。総務委員長,6番・田中信行議員。               〔6番・田中信行君 登壇,拍手〕 6 ◯6番(田中信行君) おはようございます。総務委員長報告を申し上げます。  当委員会に付託されました議案4件につきましては,お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり結論が得られておりますので,以下,審査の概要について御報告申し上げます。  まず,議案第92号・平成4年度千葉市一般会計補正予算中所管につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,生活関連施設整備に重点を置いて編成された今回の補正予算と,国が景気浮揚策として打ち出した総合経済対策との関連,また土地開発公社事業資金借入金に対する債務保証等について質疑がなされ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
     次に,議案第94号・千葉市職員の勤務時間,休日,休暇等に関する条例及び千葉市の休日を定める条例の一部改正につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,完全週休2日制移行に伴う消防局における現員での勤務体制,また出先施設に対する補完措置,さらにホームヘルパーの土曜日の派遣等について質疑されたのであります。また,委員より,消防局の勤務体制については十分調査する必要があるとの意見,現業部門においては土曜日が休日になることにより平日業務へのしわ寄せとなるため,人員の確保等補完措置を講じられたいとの意見,事務量が把握できる職場での週休2日制への移行は問題ないが,ごみの5分別収集が実施される清掃局など新たな業務が増える職場については,市民サービスの低下を来すことがないよう万全なる体制を敷かれたいとの意見,福祉サービス部門を一律に閉庁するのは問題があるため,多様な市民ニーズを調査する必要があるとの意見,完全週休2日制への移行は時代の流れでありやむを得ないが,市民サービスの低下が懸念されることから,民間活力の利用等について調査研究を行うべきであるとの意見,労働時間の短縮は職員の増員につながり市民負担を増大させることになるため,積み上げ方式による定数測定を行い適切な人事政策を行われたいとの意見等が述べられ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第95号・千葉市財政状況の公表に関する条例の一部改正につきましては,当局の説明を了承し,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に,議案第103号・千葉市土地開発公社の設立につきましては,当局の説明を聴取した後,多額な予算をもって設立される土地開発公社に対して議会が関与できる範囲や,当公社の具体的な事業計画等が明らかになる時期について質疑されたのに対し,当局より,公有地の拡大の推進に関する法律において,定款の変更等は議会の議決が必要であるとともに,毎事業年度予算事業計画等の報告が義務づけられ,審議の過程において関与できる。また具体的な事業計画等公社設立早々に理事会において協議され,12月議会で審議されることになるとの答弁がなされたのであります。  また,委員より,事業資金100億円の内訳,あるいは各事業用地を先行取得するための内部決定の手順について質疑されたのに対し,当局より,事業資金の内訳は開発財団からの買い戻し分が50億円,新規の先行取得分が50億円である。また,内部決定については,決定機関はないが予算編成過程の中で先行取得用地を個々具体的に決定していきたいとの答弁がなされたのであります。  さらに,委員より,公社が先行買収した街路用地等に対する国庫補助金の確保,公社の業務範囲の中に埋立事業に限った港湾事業を加えた理由,事業所の所在地や理事の具体的な人選方法,あるいは土地開発公社のほかに開発財団等の外郭団体を設置している他政令市の実態等について質疑された後,土地開発公社を活用し公共用地の先行取得を積極的に行うとともに,代替地の要望に対応するため市街化調整区域を住宅地として造成するなど,創意工夫を図り都市基盤の整備に全力を尽くされたいとの意見,市民の福祉の増進に寄与するという設立目的にかなった運営をされたいとの意見,あるいは土地開発公社バブル経済崩壊の影響を受けることなく公正な運営を期されたいとの意見等が述べられ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で総務委員長報告を終わります。(拍手) 7 ◯議長(松戸敏雄君) 民生教育委員長,19番・萩田章議員。               〔19番・萩田 章君 登壇,拍手〕 8 ◯19番(萩田 章君) 民生教育委員長報告を申し上げます。  当委員会に付託されました議案6件,発議1件,陳情4件のうち,結論の得られました案件につきましては,お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありますので,以下,審査の概要について御報告申し上げます。  初めに,議案第92号・平成4年度千葉市一般会計補正予算中当委員会の所管について申し上げます。  まず,総務管理費中の仮称あすみが丘多目的会館開設準備経費につきましては,委員より,本会館はコミュニティセンター,公民館及び図書館の三つの機能を備えた新しいタイプの施設であることから,その名称のあり方や職員の配置方法,並びに他の地区コミュニティセンター公民館整備計画との関係等について質疑が行われたのであります。  次に,教育総務費中の学校週5日制推進費につきましては,委員より,運営委員会の希望,家庭に対する指導の状況や,小学生の対象を低学年に限った理由等について質疑が行われたのであります。これに対し当局より,学校週5日制の趣旨の理解を求めるための指導は行っているものの,希望する児童については全て受け入れる方針である。また,4年生以上の児童については,少しでも早く自分達の判断で行動できるようにするため,対象を低学年に限ったものである等の答弁がなされたのであります。  このほか,指導員の配置基準や手当の額等について質疑が行われた後,より良い学校週5日制とするため,休業日における学校施設の開放や公共施設の無料化を検討されたいとの意見が述べられたのであります。  また,委員より,教職員の勤務条件の面からとらえた週5日制への考え方や,運営委員会の将来的なあり方,あるいは養護学校における指導員確保の状況等について質疑が行われた後,学校週5日制の趣旨を広く市民に周知徹底されたいとの意見が述べられたのであります。  次に,社会教育費中の図書館管理運営費につきましては,あすみが丘多目的会館内に設置される仮称南部図書館あすみが丘分館に関して,委員より,開館時間や司書の配置予定の有無等について質疑が行われた後,開館時間の拡大を求める意見が述べられたのであります。  以上のような質疑応答の後,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第99号・あらたに生じた土地の確認について及び議案第100号・町の区域の一部変更の2議案につきましては,いずれも中央区川崎町16番地地先に生じた公有水面埋立地に関する議案でありますが,委員より,当該埋立地の利用目的について質疑が行われた後,施行者に対し建設を予定している工場施設の環境対策の徹底を要望されたいとの意見が述べられ,採決の結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第101号・住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域における住居表示の方法について,及び議案第102号・町の区域及び名称の変更の2議案につきましては,委員より,「西小中台」の文字に「にんべん」のつかない「中」の文字を使用する理由について質疑が行われた後,採決の結果,いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお,議案第96号・千葉市保育所設置管理条例の一部改正につきましては,当局の説明を了承し,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,発議第19号・千葉市民間賃貸住宅家賃等の助成に関する条例の制定について申し上げます。  本発議につきましては,提出者である委員より,建て替え等により転居を求められ,かつ住宅の確保が困難な高齢者世帯及び障害者世帯の住まいの安定を図るため,本制度を提案したものであるが,議会内における会派間の話し合いの結果,次回定例会において全会一致で提案することとなり,また,それまでの間,さらに検討を加えるなど準備が必要であるため,本発議を撤回したいとの申し出が述べられたのに対し,全委員異議なくこれを了承したのであります。  続いて,陳情について申し上げます。  まず,継続審査となっております陳情第3号・白内障手術費用等に関する陳情について申し上げます。  本陳情につきましては,さきの第2回定例会において,従来の制度を改正した老人性白内障補助眼鏡等費用助成事業が7月1日から実施されるので,新制度を陳情者に御理解いただくため継続されたいとの意見が述べられ,継続審査となっていたものであります。  委員より,眼内レンズ挿入手術費用等健康保険適用となる以前に編成された当初予算と新制度の実施に要する予算との関係や,健康保険の自己負担金への助成に対する国の指導等について質疑が行われた後,本陳情の取り扱いについて協議したのであります。  まず,委員より,白内障に対する費用助成に年齢制限を設ける必要はなく,陳情者の願意については積極的に取り上げるべきであるとの意見が述べられたのに対し,他の委員より,千葉市の制度は国制度を先行する形で実施してきており,この7月から新しい制度がスタートしたばかりである。年齢の引き下げについては今後の課題とすべきであり,本陳情の願意はすでに満たされているとの意見,あるいは他の委員より,本制度以外にも市として充実すべき施策は残されており,本陳情の願意については賛成しかねるとの意見が述べられ,採決の結果,賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  次に,今回提出されました陳情第5号・老人保健福祉計画策定に関する陳情について申し上げます。  委員会におきましては,まず当局より,老人保健福祉計画については,国の示したマニュアルを基本に千葉県の指導を仰ぎながら千葉市総合基本計画との整合性も図り,さらに本市の特性を加味した計画を策定したいと考えている。しかしながら,陳情項目の2番については,当計画は保健,医療,福祉から住宅,就労,生涯学習など幅広く盛り込むこととなっているため,実務者だけでの対応では不十分と考えており,計画策定など専門分野の知識,経験,技術を持つコンサルタントを活用する方向で検討している。また,項目の5番目については,関係する多くの分野の方々の意見を聞くため,既に設置してある千葉市社会福祉審議会の中に設けた老人福祉専門分科会を中心として検討する予定である等の参考説明を聴取したのであります。  これに対し委員より,計画の策定にコンサルタントを活用する理由や,策定までのスケジュールと議会との関係,あるいは他市の状況や住民の総意の反映方法等々について質疑が行われたのであります。  これに対し当局より,本年度は計画策定に向けて実態調査中であるが,これを踏まえてコンサルタントに委託したいと考えているとの答弁。あるいは,政令指定都市移行に伴って設置した社会福祉審議会自体が,住民の総意を反映できる審議会として設置したものである等の答弁がなされたのであります。  以上のような質疑応答の後,委員より,保健,医療,福祉等いずれの分野にしても,市の関係部署の職員が集合すればコンサルタントに委託せずとも計画は策定可能である。陳情者の願意は,より良い老人保健福祉計画の策定を求めているのであり,委員会としても継続して勉強する必要があるとの意見,あるいは他の委員より,コンサルタントの活用は計画策定のためには不可欠である。また,住民総意の反映は当然のことであり,何もかも保障するわけにはいかない等の意見が述べられたのであります。  委員会におきましては,まず継続審査について採決したところ,賛成少数継続審査は否決され,引き続き採決の結果,賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  最後に,陳情第8号・敬老自治体宣言に関する陳情につきましては,委員より,高齢化社会の到来を迎える中で,陳情の趣旨をくみ市として敬老自治体宣言を行うべきであり,採択したいとの意見が述べられたほか,敬老自治体宣言を行うこと自体についての千葉市の考え方について質疑が行われたのであります。  これに対して当局より,市としては本格的な長寿社会を控え,高齢者の方が生涯にわたって生きがいと安らぎのある人生を送れることを願い,既に陳情の趣旨が反映された各種の施策を展開してきたところであるとの答弁がなされたのであります。  以上のような質疑応答の後,採決の結果,賛成少数をもって不採択とすべきものと決しました。  以上で民生教育委員長報告を終わります。(拍手) 9 ◯議長(松戸敏雄君) 環境消防委員長,23番・中野弘議員。               〔23番・中野 弘君 登壇,拍手〕 10 ◯23番(中野 弘君) 環境消防委員長報告を申し上げます。  当委員会に付託されました議案4件,陳情1件のうち,結論の得られました案件につきましては,お手元に配布されております委員会審査報告書のとおりでありますので,以下,審査の概要について御報告申し上げます。  まず,議案第92号・平成4年度千葉市一般会計補正予算中所管につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,保健衛生総務費に関して,保健医療事業団保健センターで行う事業との整合性,また休日救急診療所開設に伴う市民サービスの変化,さらに老人保健施設整備事業具体的内容についてただされたのであります。  次に,委員より,中田最終処分場整備事業費に関して,当事業完了後の最終処分場確保の見通し,また汚水流出問題への対処策及び過去に埋め立てた処分場における保守点検の状況,さらに地元環境整備費の使途,加えて,ごみ搬入時のアクセス対策についてただされたほか,最終処分場の確保が困難な状況にかんがみ,ごみの減量には一層尽力されたい,また汚水流出防止のため万全な管理体制で臨まれたい,さらに地元環境整備費の支出に当たっては,その必要性からも明確化を期されたいとの意見が述べられたのであります。  次に,委員より,塵芥収集運搬事業費に関して,リサイクルセンターの完成時期,また5分別収集実施後における資源化,減量化の見込みについてただされ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第97号・千葉市動物の保護及び管理に関する条例の一部改正につきましては,当局の説明を了承し,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第98号・千葉市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,し尿くみ取り料金に対する市と市民との負担割合の変遷,また,くみ取り業者数及び従業員の労働条件,さらに下水道整備区域内でのくみ取り世帯数についてただされたほか,公共料金は第3者的機関の設置により決定されたい,また,くみ取り業務に支障を来さぬよう業者の育成にも努められたいとの意見が述べられたのであります。  この後,当議案に反対の立場から,くみ取り世帯公共下水道の恩恵に浴しておらず,値上げ分を市民に負担転嫁することは税の二重取りにもつながるとの意見,一方,賛成の立場から,下水道整備区域内には1万に及ぶくみ取り世帯があり,水洗化の促進のためにも下水道料金との整合を図ることは当然であるとの意見が述べられ,採決の結果,賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第104号・新浜中間処理施設地盤改良工事にかかわる工事請負契約につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,当地域において液状化現象の生じる可能性,また敷地内における今後の施設整備計画,さらに地盤改良工事を施す面積の妥当性についてただされたほか,ごみ搬入時のアクセス対策に留意されたいとの意見が述べられ,採決の結果全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で委員長報告を終わります。(拍手) 11 ◯議長(松戸敏雄君) 経済建設委員長。54番・松井孝安議員。               〔54番・松井孝安君 登壇,拍手〕 12 ◯54番(松井孝安君) 経済建設委員長報告を申し上げます。  当委員会に付託されました議案3件につきましては,お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり結論が得られておりますので,以下,審査の概要について御報告申し上げます。  まず,議案第92号・平成4年度千葉市一般会計補正予算中所管につきましては,当局の説明を了承し,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第108号・道路に軌道を敷設することに関する意見につきましては,千葉都市モノレール第1期区間のうち,新都市ビル大和橋間ルートを,新都市ビルから県庁脇羽衣公園までのルートに変更することに伴い,千葉県知事より当該道路管理者である市長に対して意見を求めているものであります。  当局の説明を聴取した後,委員より,ルート変更に伴う工事見込額及び県庁以東ルートの延伸計画並びにその開通の見通し,また千葉駅から中央港駅間の開業時期,さらには千葉大学へのルートが変更されたことに伴う利用者の需要動向,加えて開業路線の経営状況等について質疑が行われたほか,委員より,ルートを変更する際には事前に議会への説明がなされるよう要望するとの意見が述べられ,採決の結果,全会一致をもって支障なしとすべきものと決しました。  最後に,議案第109号・市道路線の認定及び廃止につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,今回認定予定の路線のうち,若松町169号線他4路線は未舗装であるが,認定されることにより直ちに整備がなされるのかとただしたのに対し,当局より,早期に整備にとりかかれるよう努力したいとの答弁がなされ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  なお,審査の過程におきまして,市道路線の認定に関連して,委員より,公益性の高い道路でありながら,地権者等の問題により地域住民にとって支障を来している私道に対しては,多角的観点で調査,研究等を行い,抜本的な方策を講じられるよう要望するとの意見が述べられましたことを付言いたします。  以上で経済建設委員長報告を終わります。(拍手) 13 ◯議長(松戸敏雄君) 都市下水委員長,17番・中山善郎議員。               〔17番・中山善郎君 登壇,拍手〕 14 ◯17番(中山善郎君) 都市下水委員長報告を申し上げます。  当委員会に付託されました議案5件,請願1件,陳情2件のうち,結論が得られました案件につきましては,お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありますので,以下,審査の概要について御報告申し上げます。  まず,議案第92号・平成4年度千葉市一般会計補正予算中所管につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,都市計画推進事業費については,宅地化される農地の都市的活用を図るための現況調査等,さらには既にスプロール化が進行している地区も見受けられる中での市独自による各種計画の策定及び早急な対策の必要性について質疑が行われたほか,新町若松町線千葉駅前地下道整備事業については,地下道供用開始に伴う駅前広場付近の交通量の緩和について質疑が行われ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第93号・平成4年度千葉市下水道事業会計補正予算につきましては,公共下水道の整備における地元業者への工事発注について質疑が行われ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第105号・仮称矢作トンネル建設工事の工事請負契約につきまして,当局の説明を聴取した後,委員より,本工事の千葉大学病院に与える影響,特殊な工事とされる本工事の工法とトンネルの構造について質疑が行われたほか,埼玉県の建設工事入札における談合に関して,本市における対応策や行政処分された企業に対する入札指名のあり方について質疑が行われ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第106号・東寺山調整池築造工事の工事請負契約につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,調整池の造成に伴う葭川における水害の解消,そして本調整池の総事業費とその財源内訳,さらに本調整池に隣接する原町第3土地区画整理事業地からの雨水の受け入れに係る費用負担等について質疑が行われ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  最後に,議案第107号・議決事件の一部変更につきましては,当局の説明を了承し,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で委員長報告を終わります。(拍手) 15 ◯議長(松戸敏雄君) お聞きのとおりでございます。  討論の通告がまいっておりますのでお願いいたします。27番・千葉通子議員。               〔27番・千葉通子君 登壇,拍手〕 16 ◯27番(千葉通子君) 日本共産党千葉市議会議員団を代表して,提案された議案18件中,議案第98号について及び陳情3号,5号,8号が不採択とされたことについて,反対の立場から討論を行います。  まず,議案第98号・千葉市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてであります。  今回,上程された一部改正は,し尿処理手数料を市民負担分について17.4%の値上げをしようとするものであります。3人家族の場合,現行640円を750円に,5人家族は900円から1,050円と負担増になるものであります。  値上げの理由は,公共下水道普及に伴うくみ取り世帯の減少,人件費の高騰,諸物価の上昇等により許可業者の経営難のため,下水道料金との整合性をとるためにも,値上げが必要であるとのことです。  10年前のくみ取り世帯が4万8,714世帯であったものが,平成3年では2万8,278世帯と2万世帯も減少してしまっております。現在,し尿処理許可業者は20社あり,そのうち,し尿処理専業が12社で,その大半が家族経営の零細業者で担われており,こうした状態のもとで経営が困難を極めるのは当然のことと言えましょう。かつて千葉市廃棄物処理対策審議会が公社化の答申を出したこともありましたが,実現できませんでした。これも一つの問題であります。  今,千葉市世帯数29万7,500世帯のうち9.5%のくみ取り世帯は,同じ税金を払いながら文化的な生活の恩恵を受けないばかりか,この上,し尿処理手数料をさらに負担転嫁されるのではたまりません。くみ取り世帯2万8,278世帯のうち1万世帯は,公共下水道区域に住んでいる。受益者負担の原則からしても不公平であるので,値上げは当然であるとの論議もありました。しかし,水洗化できない世帯は,経済的な理由や古い共同住宅など水洗化を見合わせている家主もいるはずです。そのためには,水洗便所改造等資金助成制度の貸付金や補助金を増額するなど,市当局としての条件整備も望まれるものであります。  特に,今回の値上げは,今年4月に市の助成金14.8%アップしたばかりなのに,わずか半年で今度は市民に負担を転嫁するなど,その見通しのないし尿処理手数料の改定は納得がいきません。  しかも,さきの改定の際,市の助成金は,平成元年は38%,昭和60年は31.2%のアップ率に対して,今年の4月は14.8%にとどまっていることであります。そして,市民負担と市の負担割合が平成元年が69対31,平成4年4月が68対32から,今回72対28と市民負担の割合がふえていることであります。  したがいまして,市民に負担をかけるのではなく,市が負担すべきであり,議案第98号は反対するものであります。  次に,陳情3号,5号,8号の3件について申し上げます。  いずれも高齢者に関する陳情であり,これが不採択となったことは,高齢化社会を迎える今日,大変問題であると言わなければなりません。  まず,陳情5号・老人保健福祉計画策定に関する陳情についてであります。国の高齢者保健福祉10カ年戦略,いわゆるゴールドプランを受け,老人福祉法8法の改正が行われ,自治体は93年度中に老人保健福祉計画の策定が義務づけられました。千葉市も今,この計画を策定するための準備が進められています。この陳情は,計画策定に当たって五つの点を求めているのであります。  市当局は,第1に,介護を必要とするお年寄りを初め,高齢者の表面に出ている要求だけでなく,高齢者とその家族の事態を踏まえた切実な願いを,その基本とした計画づくりを進められること。第2に,保健医療の部署のみでなく,高齢者にかかわるすべてのセクションによる計画づくり体制を確立し,医療関係者等の協力,連携を広く求めること。第3に,調査や実態分析を十分行い,国と県の指示による形だけの計画にしないことの,この3点については基本的に実施すると答えました。  しかし,以下の2点,すなわち,第1に,計画策定の際に事業のコンサルタントなどに委託しないこと。第2に,住民の総意を反映させ,年金者組合を初め関係諸団体の参加を保障することについては,国の示したマニュアルを基にして県の指導を受け,コンサルタントを活用する方向であること。老人福祉審議会老人専門分科会で総意は反映できるとし,この2点については認められないと答えました。  コンサルタントに委託しなくても,担当の有能な職員の配置と専門家の力を借りればできるのではないかという我が党の主張に対し,市当局は,保健,医療,福祉,住宅など専門分野があるのでとか,市職員がこれにかかりきりになれない等を理由に,コンサルタントにあくまで委託しようとしているのであります。このようなやり方は,千葉市の実情に即した計画を責任をもってつくるという姿勢が欠けていると言わなければなりません。  先進都市では,川崎市を初め多くの自治体で,コンサルタントに委託しないで,市が策定委員会をつくって計画を策定しているのであります。また,住民の総意を反映させるという点では,ボランティア団体や障害者団体を含む住民団体の代表や,公募の委員で構成する市民会議をつくり,徹底した住民参加,職員参加で計画づくりを進めているところもあります。  私たち議員団は,高齢者が安心して豊かな老後を過ごすための計画づくりですから,他都市の進んだ経験を参考にして,市民の声を最大限聞き,専門家の意見も十分反映させ,国のマニュアルに縛られることなく,市の自前で十分な老人保健福祉計画をつくることを望んでいるのであります。  この陳情に対し,提出団体が不明確だとか,真摯な態度でないので議論できないとか,計画するものに対し市民団体が注文をつけるのはおかしいという発言がありました。これは市民の請願権,陳情権を認めている議会制民主主義を無視するものでありますし,今の高齢者の置かれている現状を知らない人の発言であると言わざるを得ません。この陳情が深く審議されないで不採択となったことは遺憾であり,反対するものであります。  陳情8号・敬老自治体宣言に関する陳情は,市当局の高齢者を大事にする施策を行っているので改めて宣言する必要はない旨の答弁で,宣言の中身の審議もなく不採択とされたことは問題であります。千葉市の高齢者対策が他都市と比べ進んでいる状況でないことは,皆さん御承知のとおりです。敬老自治体宣言の特徴は,議会,住民,行政が一体となって,豊かな高齢期づくりに努力することを求めているものであり,このように当然な陳情に反対することは理解できないのであります。  さらに,陳情3号・白内障手術費用等に関する陳情についても,不採択となったことはまことに残念であります。白内障手術が保険適用されるまでには,全国各地の大きな運動がありました。各自治体も,それぞれ独自の制度を行ってきたのであります。今年4月から保険適用されても,まだ不十分な点はたくさんあるのですから,住民の声をよく聞き,できるところから実施すべきであります。  昨日は敬老の日でありました。お年寄りの方のさまざまな姿がテレビなどでも映し出されました。千葉市も65歳以上のお年寄りの数は年々ふえ,6万6,933名で8%を占めるまでになりました。人はだれもが年を重ねてゆくものであり,すべての人が安心して老後を過ごしたいと願っています。この願いにこたえるためにも,緊急に求められる施策は一日も早く実施すべきであります。  老人保健福祉計画の策定に当って,市は住民のニーズにこたえ,自前で国のマニュアルにとどまらない積極的な計画をつくることを求めます。今こそ高齢化社会に向けて議会も積極的に対応することを求め,討論を終わります。(拍手) 17 ◯議長(松戸敏雄君) 8番・石橋毅議員。               〔8番・石橋 毅君 登壇,拍手〕 18 ◯8番(石橋 毅君) 皆さんおはようございます。  私は,市民自由クラブを代表いたしまして,9月補正予算及びその他の議案に関する各常任委員長報告に対しまして,賛成の立場から討論を行います。  今回の議案は,決算についての議案17件を除き18件にのぼっておりますが,このうち議案第92号,第93号の補正予算及び議案第98号の2件について,私どもの考え方を申し述べておきたいと存じます。  初めに,議案第92号及び第93号の補正予算案につきましては,低迷を続ける景気への対策として,去る8月28日,経済対策閣僚会議で決定されました公共投資の追加や民間の設備投資の促進,中小企業対策などを中心とした総合経済対策を先取りした本市の対応でありまして,公共用地の先行取得を含めた地方単独事業を中心とした補正予算は,過去最大規模の93億1,900万円にのぼり,このうち投資的な経費は約83億円に達し,しかも,その内容は市民要望の強い生活関連施設の整備を積極的に推進するための公共下水道事業費,道路整備事業費,及び排水施設整備事業費を追加するものでありまして,これにより都市基盤整備等の促進とあわせて,本市の経済が活性化に向かうことを強く望むものであります。
     さらに,今回の補正予算案の中には,千葉市土地開発公社の設立にかかわる経費が計上されております。公共用地や代替地等の取得に困難さが増しております現在におきましては,土地開発公社は税制面と各種の優遇措置が適用されておりますので,政令指定都市となりました本市が,今後調和のとれた都市づくりを積極的に進めるためにもぜひとも必要であり,この土地開発公社の活用により,公共用地を先行的に,また計画的に取得し,都市基盤の一層の推進が図れるものと大いに期待し,あわせて設立を歓迎するものであります。  次に,議案第98号・千葉市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の件,すなわちし尿処理手数料の改正でございます。この公共料金につきましては,一部に反対との意見がありますが,現行のし尿処理手数料は昭和60年に改定され,既に7年が経過しており,その間,市民負担分をできるだけ軽減するため,市の助成金の引き上げにより対処しており,公費負担にも十分配慮されておるようでございます。  このようなことから,私ども市民自由クラブは,公共料金の受益者負担の原則に沿って,市民生活に大きな影響を及ぼすことのないよう慎重に考慮されたものであり,必要最小限の改定はやむを得ないところであります。したがって,今回の引き上げは納得でき得る限度内であると判断し,賛成するものであります。  以上,2点に絞って評価を申し上げましたが,政令指定都市に移行し,大都市として政治,経済,文化など各分野において主要な地位を占め,国の発展に貢献するという重要な役割を担うこととなったのであり,国の重要な政策である今回の総合経済対策に,本市が素早く対応したように,今後とも政令指定都市として積極的な行政の取り組みを願い,私どもの賛成討論を行います。  同僚各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。終わります。(拍手) 19 ◯議長(松戸敏雄君) 以上で討論を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案のうち,議案第92号から第97号まで,及び第99号から第109号までの17議案を,各委員長報告どおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 20 ◯議長(松戸敏雄君) 御異議ないものと認め,各委員長報告どおり決しました。  続いて,お諮りいたします。議案第98号を委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 21 ◯議長(松戸敏雄君) 起立多数,よって委員長報告どおり決しました。  続いて,陳情について採決いたします。陳情4年第3号,第5号,及び第8号に対する委員長報告は不採択であります。したがって,採択送付することについて採決いたします。陳情4年第3号,第5号,及び第8号を採択送付とすることに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 22 ◯議長(松戸敏雄君) 起立少数,よって不採択と決しました。           ─────────────────────  日程第3 発議第19号撤回の件 23 ◯議長(松戸敏雄君) 日程第3を議題といたします。  お諮りいたします。発議第19号の撤回については,先ほどの委員長報告のとおり,撤回を承認することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(松戸敏雄君) 御異議ないものと認め,承認することに決しました。           ─────────────────────  日程第4 請願4年第2号,陳情3年第5号,4年第2号,第6号,第7号閉会中継続審査       の件 25 ◯議長(松戸敏雄君) 日程第4を議題といたします。           ───────────────────── 26 ◯議長(松戸敏雄君) 民生教育委員長環境消防委員長及び都市下水委員長から,委員会で審査中の請願,陳情について,お手元に配付の申し出書のとおり,閉会中継続審査の申し出がまいっております。  お諮りいたします。まず,請願第2号,陳情3年第5号,4年第2号及び第6号を各常任委員長からの申し出のとおり,閉会中の継続審査に付することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 27 ◯議長(松戸敏雄君) 御異議ないものと認めさよう決定いたしました。  続いてお諮りいたします。陳情第7号を委員長からの申し出のとおり,閉会中の継続審査に付することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 28 ◯議長(松戸敏雄君) 起立多数,よって委員長報告どおり決しました。           ─────────────────────  日程第5 議案自第127号至第130号審議 29 ◯議長(松戸敏雄君) 日程第5を議題といたします。  市長より提出されました議案第127号から第130号までについては,お手元に配付のとおりでございます。           ───────────────────── 30 ◯議長(松戸敏雄君) 提案理由の説明をお願いいたします。松井市長。               〔市長・松井 旭君 登壇〕 31 ◯市長(松井 旭君) 今回の追加議案につきまして,提案の理由を御説明いたします。  議案第127号は,平成4年度千葉市一般会計補正予算でございます。  歳入歳出予算の補正につきましては,既定予算に3億2,000万円を追加するものでございまして,この補正により一般会計の総額は,2,785億4,800余万円と相なるのでございます。  今回の補正予算は,国の総合経済対策に基づく補助事業の追加内定に伴いまして,緊急に必要となる事業費について所要の予算を追加するものでございます。その内容について申し上げますと,土木費の都市下水路事業費に2億8,000万円,公園整備事業費に4,000万円を,国庫支出金,市債を財源といたしまして計上するものでございます。  また,地方債の補正につきましては,都市計画事業費の増額に伴いまして限度額を変更するものでございます。  議案第128号は,平成4年度千葉市下水道事業会計補正予算でございます。  資本的収入及び支出につきましては,一般会計と同様,補助事業の追加を行うものでございまして,管渠整備及び南部浄化センター整備等の事業費に14億1,000万円を,国庫支出金,企業債を財源といたしまして計上するものでございます。  また,継続費の補正,債務負担行為の補正及び企業債の補正につきましては,いずれも事業の追加に伴いまして,それぞれ追加または変更を行うものでございます。  議案第129号及び議案第130号の両議案は,人事案件についてでございます。  すなわち,議案第129号は,千葉市教育委員会委員の任命についてでございます。現委員でございます松戸節三氏及び安田敬一氏の任期が来る10月14日をもちまして満了いたしますので,後任として中嶋尚氏及び霜禮次郎氏を任命いたそうとするものでございます。  また,議案第130号は,人権擁護委員の推薦についてでございます。現委員でございます大野洸氏,黒川和枝氏及び松井映子氏の任期が来る10月31日をもちまして満了いたしますので,再びこれらの方々を推薦いたそうとするものでございます。  以上で提案理由の御説明を終わります。何とぞよろしくお願い申し上げます。 32 ◯議長(松戸敏雄君) お聞きのとおりでございます。  議事の都合により暫時休憩いたします。              午 前 11 時 1 分 休 憩           ─────────────────────              午 前 11 時 17 分 開 議 33 ◯議長(松戸敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案のうち,議案第127号及び第128号の2議案については,配布してあります議案付託一覧表記載の委員会に付託したしたいと存じますが,御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(松戸敏雄君) 御異議ないものと認めさよう決定いたしました。           ───────────────────── 35 ◯議長(松戸敏雄君) 続いてお諮りいたします。議案第129号及び第130号の2議案については,委員会付託を省略し直ちに採決いたしたいと存じますが,御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(松戸敏雄君) 御異議ないものと認めさよう取り計らいます。  お諮りいたします。まず,議案第129号について,原案どおり同意することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 37 ◯議長(松戸敏雄君) 起立多数,よって同意することに決しました。  続いてお諮りいたします。議案第130号について,原案どおり同意することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 38 ◯議長(松戸敏雄君) 起立多数,よって同意することに決しました。  議事の都合により,暫時休憩いたします。              午 前 11 時 19 分 休 憩           ─────────────────────              午 後 1 時 30 分 開 議 39 ◯議長(松戸敏雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。           ───────────────────── 40 ◯議長(松戸敏雄君) 両委員長の報告をお願いいたします。総務委員長,6番・田中信行議員。               〔6番・田中信行君 登壇,拍手〕 41 ◯6番(田中信行君) 総務委員長報告を申し上げます。  当委員会に先ほど付託されました議案第127号・平成4年度千葉市一般会計補正予算中所管につきましては,お手元に配付されております委員会審査報告書のとおり結論が得られておりますので,以下,審査の概要について御報告申し上げます。  当局の説明を聴取した後,委員より,今回の追加補正について他自治体での対応,また今後の追加予定,あるいは本市経済への波及効果について質疑されたほか,補助金交付の確定時期と交付までの間の前払金等の市財政負担,また市債の平成4年度末発行残高と公債費比率,さらに本年度予算において交付がおくれている国庫補助金の内訳とその理由等について質疑がなされ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で総務委員長報告を終わります。(拍手) 42 ◯議長(松戸敏雄君) 都市下水委員長,17番・中山善郎議員。               〔17番・中山善郎君 登壇,拍手〕 43 ◯17番(中山善郎君) 都市下水委員長報告を申し上げます。  当委員会に先ほど付託されました議案2件につきましては,お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありますので,以下,審査の概要について御報告申し上げます。  まず,議案第127号・平成4年度千葉市一般会計補正予算中所管につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,公園整備費については仮称穴川中央公園の事業の進捗率,またテニスコート設置に関して,今後ふえ続けるテニス人口を見通した対応について質疑が行われ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議案第128号・平成4年度千葉市下水道事業会計補正予算につきましては,当局の説明を聴取した後,委員より,今年度の下水道事業会計予算と前年度の予算との比較,現在の下水道事業の執行状況,下水道事業の年度内執行の見通しとその執行体制,工事発注に係る地元経済への波及効果と地元業者の受け入れ体制について質疑が行われ,採決の結果,全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で委員長報告を終わります。(拍手) 44 ◯議長(松戸敏雄君) お聞きのとおりでございます。  お諮りいたします。まず,議案第127号を両委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 45 ◯議長(松戸敏雄君) 起立全員,よって両委員長報告どおり決しました。  続いてお諮りいたします。議案第128号を委員長報告どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 46 ◯議長(松戸敏雄君) 起立全員,よって委員長報告どおり決しました。           ─────────────────────  日程第6 発議自第20号至第29号審議 47 ◯議長(松戸敏雄君) 日程第6を議題といたします。
     高橋紀男議員より提出されました発議第20号から第24号まで,中村敏夫議員外6名より提出されました発議第25号から第29号までについては,お手元に配付のとおりでございます。           ───────────────────── 48 ◯議長(松戸敏雄君) まず,発議第20号から第24号までについて,提案理由の説明をお願いいたします。22番・高橋紀男議員。               〔22番・高橋紀男君 登壇,拍手〕 49 ◯22番(高橋紀男君) ただいま上程されました発議第20号から第24号までの5件につきまして,提案理由の説明を申し上げます。  まず,発議第20号・第3次急傾斜地崩壊対策事業五箇年計画策定に関する意見書について申し上げます。  急傾斜地崩壊対策事業は,がけ崩れ災害から国民の生命・財産を守り,安全で快適な地域づくりを実現するための根幹的事業でありますが,近年,本市域内におきましても集中豪雨によるがけ崩れ等の災害が発生し,市民の貴重な生命・財産が脅かされている状況にあります。  よって,政府に対し,平成5年度から始まる国の第3次急傾斜地崩壊対策事業五箇年計画の策定に際し,現行計画を上回る事業費の確保と,がけ崩れ防止施設の整備など,急傾斜地崩壊対策事業の推進を求めるものであります。  次に,発議第21号・労働基準法の抜本的改正を求める意見書について申し上げます。  わが国の労働時間は,欧米諸国と比較すると依然として長いものとなっております。このような情勢の中,本年6月に経済審議会がまとめた新経済5か年計画において,国際社会との協調を図るためにも,是非とも実現しなければならない課題の一つとして,年間総労働時間1,800時間に向けての労働時間短縮などがうたわれております。  勤労者とその家族にゆとりをもたらし,調和のとれた生活を送るためにも,労働時間の短縮は重要課題であります。よって,政府に対し,労働基準法の抜本的改正を求めるものであります。  次に,発議第22号・「保険で良い入れ歯を作れる」歯科診療報酬の引上げを求める意見書について申し上げます。  現行の歯科診療報酬は,改訂率が抑制されており,診療技術の改善及び良質な歯科医療の確保に困難を来しております。このような中,高齢化の進展とも相まって,入れ歯を利用する人は増加しておりますが,保険の診療報酬が低く入れ歯の調整が十分できないため,多くの人が合わずに悩んでおります。  よって,政府に対し,歯科医療の充実と保険で良質な入れ歯が作れるよう,歯科診療報酬の引き上げを求めるものであります。  次に,発議第23号・第11次道路整備五箇年計画の道路財源確保に関する意見書について申し上げます。  本年4月1日に政令指定都市になりました本市は,自立し創造する都市づくりを目指し,都市基盤の整備及びその充実を鋭意進めておりますが,とりわけ道路の整備は緊急かつ重要な課題であります。  よって,政府に対し,現在策定中の第11次道路整備五箇年計画に,東京湾岸道路の早期着工と千葉環状道路の計画を位置づけるとともに,全体事業量の増大と地方公共団体の道路財源の強化等を図るよう求めるものであります。  最後に,発議第24号・仮称三角町清掃工場の早期建設に関する決議について申し上げます。  仮称三角町清掃工場の建設事業につきましては,昭和63年第2回定例市議会においてプラント設備工事を議決し,工事が着工されましたが,ごみ処理のあり方をめぐり工事が中断され,今日に至っております。その間,市は国・県の指導に基づき一般廃棄物処理基本計画を策定し,分別収集を始めとする減量,再資源化施策の展開とあわせ,施設整備を早期に推進していくこととしております。  しかしながら,現状においては可燃性ごみ年間約5万トンを焼却しないで,そのまま最終処分場で埋立処分している状況であります。このような状況を一刻も早く打破し,84万市民の快適でかつ衛生的な生活環境を維持,確保しなければならないことは言うまでもありません。  よって,本事業の厳しい諸状況を考察した中で,国・県に積極的に働きかけ,仮称三角町清掃工場の早期建設が図られるよう決議するものであります。  以上,簡単ではございますが,提案理由の説明とさせていただきます。(拍手) 50 ◯議長(松戸敏雄君) 続いて,発議第25号から第29号までの5件について,提案理由の説明をお願いいたします。55番・中村敏夫議員。               〔55番・中村敏夫君 登壇,拍手〕 51 ◯55番(中村敏夫君) ただいま上程されました発議第25号から第29号までの5件について,提案理由の説明を行いたいと思います。  まず,発議第25号・「国連・障害者の10年」最終年に当たっての意見書について申し上げます。  御承知のように,国連はこの10年間を障害者の年として,全世界の国々の障害者対策の充実,改善,向上を呼びかけており,今年はその最終年になります。国際障害者年以来,国は障害者基礎年金の創設を初め,施策の改善を行ってきました。しかしながら,これらの施策は対象者の範囲や障害別などの制限によって,必要とする障害者が利用できない場合が少なくないのです。さらに,重度障害者は,仕事や生活の上で自立して生活できる見通しを持つことができないなど,解決すべき課題が残されており,全人間的復権を目指す努力が必要なことは,心身障害者対策協議会の意見具申にあるとおりであります。  よって,国連・障害者の10年の最終年に当たり,国連決議の理念に基づき,すべての障害者を対象とした障害者総合福祉法(仮称)の制定を初め,国の障害者対策の抜本的改善とあわせ,地方自治体で行う対策についても財政措置を講ずるよう政府に求めるものであります。  次は,発議第26号・自衛隊のカンボジア派遣に反対する意見書について申し上げます。  カンボジアのPKO参加のための関係政令が11日公布,施行され,国際平和協力隊が正式に発足,政府は宮沢首相出席のもとで,参加する隊員に対する激励会を行いました。13日の部隊編成を経て,17日から順次派兵が始まります。自民,公明,民社が強行成立させたPKO協力法では,紛争当事者が停戦に合意し,PKOの受け入れ同意などを自衛隊派遣の前提条件としております。  しかし,カンボジアではアンタック(UNTAC)の明石特別代表が,国連の義務を履行する我々の意思が妨害されている,特に北部のポルポト派支配地域の境界地域では停戦違反が続き,その件数がふえ,重大性が激しくなっている,とカンボジア最高国民評議会に報告しているように,停戦の合意が満たされているとはとても言えない状況であります。プノンペン政権の声明でも,6月13日から8月8日までの期間にポルポト派の停戦違反が219件にも及んでいるとしており,多数の死傷者が出ています。アンタック部隊への銃撃や投降する兵士への銃殺さえ行っているのであります。  したがいまして,憲法にも違反し,PKO協力法にも違反する自衛隊のカンボジア派遣計画を取りやめるよう,強く政府に求めるものであります。  次は,発議第27号・抜本的な不況対策を求める意見書について申し上げます。  つい先ごろまで,いざなぎ景気を超えるかなどと宣伝されてきた日本経済は,一転して厳しい不況に突入いたしました。倒産や経営難に直面した中小企業は,悲痛な声を上げているのであります。今回の不況は,景気循環に加え,バブルの崩壊に伴う金融,不動産不況,少数の大企業の異常な競争力強化とは対照的な国民生活の低迷,根深い対米追随など日本経済のゆがみが複雑にからみ合っている点に特徴と深刻さがあるわけであります。  政府が8月28日,事業規模で10兆円を超す超大型の総合経済対策を決定いたしました。今回の対策の中心は,公共投資の追加3兆4,000億円や,銀行などが担保として取ったまま不良債権となっている土地対策,銀行や証券会社など金融機関への救済です。宮沢首相は早速,銀行などの不良債権となっている土地を買い上げる機関に公的資金を使う構想さえ明らかにしているのであります。  これに対し,不況に直撃されている中小企業や労働者に対する対策は,中小企業向け融資の拡大など微々たるものです。大銀行の貸し渋りや大企業の下請けへの一方的な発注打ち切り,労働者の首切り合理化などへの規制は全く触れられていないのであります。  今,求められているのは,一つ,中小企業経営を守る緊急措置をとること。二つ,国民購買力を向上させ,真の内需拡大を図ること。三つ,公共投資を生活密着型に転換すること。四つ,外国の圧力を排し,経済,財政政策の自主性を回復する。以上4項目の不況対策を緊急にとるよう政府に求めるものであります。  次は,発議第28号・佐川急便疑惑の全容解明を求める意見書についてであります。  自民党竹下派のドン,金丸信氏が党副総裁を辞め,金子清新潟県知事も辞任,次はだれかの佐川ドミノ,佐川急便事件の政界汚染は文字どおり底なしの様想であります。  金丸氏への5億円闇献金は,90年総選挙に向けたリクルート事件がまさに政局のうち最大の焦点となっている最中に行われたものです。しかも,この黒い金は,金丸氏自身が,我が同志への陣中見舞いと述べたように,選挙資金としてばらまかれたものであります。これはこの問題が金丸氏個人の問題にとどまるものでなく,自民党の底知れない腐敗と深く結びついている点でも極めて重大であります。  佐川急便疑惑は,1,000億円を超える巨額の献金が政界に流れていると言われております。金丸氏の副総裁辞任によって疑惑の幕引きは許されません。また,この事件の根本に企業,団体献金があることは明瞭です。したがいまして,国民の政治不信をなくすためにも,佐川急便疑惑の全容解明と金権腐敗の根源である企業,団体献金の禁止を,強く政府に求めるものであります。  最後は,発議第29号・天皇の中国訪問計画の撤回を求める意見書について申し上げます。  政府は,8月25日の閣議で天皇の中国訪問を決定しました。この決定は,天皇は国政に関する権能を有しないことを明記した憲法に真っ向から反するものであります。  政府は,侵略戦争で中国人を初め2,000万人のアジア諸国民の命を奪ったことの反省と責任という根本問題をあいまいにしたまま,今回,天皇を訪中させることでこの問題を決着させようとしています。  一方,中国当局は,天皇訪中問題を経済建て直しへの日本の援助引き出しに利用しようという従来の狙いに加えて,天安門事件によってみずから招いた国際的孤立から脱け出すために最大限に利用しようとしているのであります。  このように,天皇訪中は日中両国政府が抱える問題を,天皇を利用して糊塗しようとする双方の政治的,経済的打算に基づくものであり,憲法が禁じている天皇の政治利用の計画であります。したがいまして,天皇の中国訪問計画の撤回を政府に求めるものであります。  以上で発議5件の提案説明を終わらせていただきたいと思います。(拍手) 52 ◯議長(松戸敏雄君) お聞きのとおりでございます。  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第20号から第29号までについては,委員会付託を省略いたしたいと存じますが御異義ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(松戸敏雄君) 御異議ないものと認め,さよう取り計らいます。  討論の通告がまいっておりますのでお願いいたします。14番・福永洋議員。 54 ◯14番(福永 洋君) ただいま上程されました発議第23号,24号について討論を行います。  発議第23号は,第11次道路整備5か年計画の道路財源の確保に関する意見書についてであります。  我が国のモータリゼーション優先の政策の中で,公共交通網の切り捨て,国鉄の分割民営化が自民党政治のもとで行われてきたことを,日本共産党千葉市議団は指摘をしてきたところであります。しかし一方,自動車は利便性の高いものとなっており,千葉市の発展と市民生活に必要な身近な道路の整備促進を当然強く望んできたところであります。  しかし,今回の意見書は,東京湾岸道路の建設計画を早急に策定するとなっております。湾岸道路については,今でも検見川,幕張の自動車排ガス測定局の大気汚染は環境基準を上回っているものであり,こうした状況のもとで新たな道路建設は,一層の環境破壊をもたらすものであります。また,現在の予定では,東京湾の貴重な自然である三番瀬を破壊するものであり,認めることはできないのであります。  また,発議第24号・仮称三角町清掃工場の早期建設に関する決議についてであります。  今年の3月議会でも我が党の結城議員が討論したように,ごみ問題の解決は市政の緊急課題であり,私ども議員団は,一貫してごみの減量化と分別収集,リサイクルの徹底,公害のない住民合意による清掃工場の早期建設を求めてきたところであります。  また,5年前,158億円の建設費用が一挙に306億円にはね上がった根拠が不明確であり,当局の説明もあいまいなままで進められた経過があります。  また,地元三角町自治会との協定も,その場限りとも思われるようなもので,問題であると指摘をしてまいりました。  そして,今日,ごみの減量化,分別収集の開始時期が近づいているところですが,これも市民の協力を得なければなりませんし,多く問題が残されているところであります。  これまで新清掃工場の建設がおくれてきた主な原因は,市当局が昭和55年に策定した廃棄物処理基本計画をほごにしてきたことや,大型プロジェクトを優先させ清掃行政を軽視したこと,幕張C地区の清掃工場建設用地を今まで確保してこなかったことを初め,三角町についても,本当に住民合意を得ようとするための真摯な対応に欠けていたことは明白であります。  当局において,これらの問題を今こそ改めるよう求めるものです。そして,公害のない地域住民の理解と合意の得られる新清掃工場を一日も早く建設をするために,議会は行政,住民と一体となって努力すべきであります。  したがって,新たな環境破壊につながったり,建設費の大幅な増額があいまいで,また住民の理解が十分に得られないまま進められる発議第23号及び24号については,反対をするものであります。  以上。(拍手) 55 ◯議長(松戸敏雄君) 以上で討論を終わります。  お諮りいたします。まず,発議第20号から第22号までについて,原案どおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56 ◯議長(松戸敏雄君) 御異議ないものと認め原案どおり決しました。  続いてお諮りいたします。発議第23号及び第24号について,原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 57 ◯議長(松戸敏雄君) 起立多数,よって原案どおり決しました。  続いてお諮りいたします。発議第25号から第28号までについて,原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 58 ◯議長(松戸敏雄君) 起立少数,よって発議第25号から第28号までについては否決されました。  続いてお諮りいたします。発議第29号について,原案どおり決することに賛成の方の起立を求めます。               〔 賛 成 者 起 立 〕 59 ◯議長(松戸敏雄君) 起立少数,よって発議第29号は否決されました。  なお,可決されました発議の提出先等については,議長に御一任願います。  以上で本日の日程は終了いたしました。次会は10月1日午後1時より会議を開きます。  本日はこれをもって散会といたします。御苦労さまでした。              午 後 1 時 58 分 散 会           ───────────────────── Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...